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Q003:  2年前に植え付けたハナミズキ(樹高3メートル)。
 去年は見事に紅葉したのですが、今年は夏から葉が部分的に茶色になり落葉しはじめ、一番紅葉が美しい今、一枚の葉もありません。
 9月にミノムシの大量発生を見つけ1匹ずつ手でとりましたが、これが原因でしょうか。
 1日中根元まで日の当たる場所に植えています。つぼみはたくさんついています。
 対策をお願いします。

A:  モノを見てみないとなんとも言えませんが、葉の落ちた小枝は枯れていませんか?もしポキッと折れるようならシンクイムシ(固有名称は調べる時間をください)かもしれません。シンクイムシというと幹に穴を空けてオガクズを穿り出しながら進行するあのイメージがありますが、ごく小さいシンクイムシもいるんです。
 特にハナミズキには細い小枝に0.5ミリ位のちーーさい穴をあけて入る奴がいます。(ついでに言えばサツキの蕾の元にも小さいシンクイムシが入ります)。よーく見ないと発見できません。
 普通のシンクイムシなら穴から殺虫剤を注射器で入れて蓋をすればいいのですが、この小さいシンクイムシはどうしたらいいんでしょう。目下研究中です。どなたかこの虫の名前とやっつけ方をご存知でしたら投稿願います。
 ハナミズキの落葉の原因は他にもあるのかもしれませんが今思いつくことは以上です。単に木が紅葉のタイミングを逸してしまったのかもしれませんね。
 対策としては様子を見るしかないと思います。虫も今時期はたぶんもう居ませんし、木の活動も鈍っていますので、栄養剤やら肥料やらは与えない方がかえって良いでしょう。
 春の芽吹きの様子で、もう一度検討すればよいと思います。


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