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投稿日:2004/12/09(Thu)

Q:53  移植についてお聞きしたいのですが、庭にキンモクセイやマキ、カシ、ツゲ、ウメなどが植わっており、家を新築するにあたり移植をしたいと思います。植えてから30年くらい経ち、割と大きい木かと思います。移植によい時期を教えてください。また、根回しはする必要がありますか。教えてください。なるべく手間はかけたくないのですが・・・。

A:

 初めに申し上げますが、移植に手間暇を掛けたくないなら移植などを考えずに新規に植木を買って植えるべきです。移植ほど手間とお金がかかり、しかもリスクの大きい作業はありません。

 30年も経っている木なら根回しは絶対に必要です。2〜3月に根回しをしたとして移植できるのは常緑樹で1年以上後の5月、落葉樹なら1年後の2月頃が良いでしょう。樹種によっては落葉樹でも梅雨明け過ぎの方がよい物などもあります。いずれにせよ最低1年は置かないと根回しの意味がありませんので長期的な計画が必要です。

 通常、新規に購入して植えてもらった木なら枯れ補償が数ヶ月〜1年は付くのが普通ですが、移植した木には枯れ補償が付かないのが一般的です。移植して万一枯れても責任は問えないという事です。それでも移植を望む方はその木に対してお金に代えられない「思い入れ」を持っている人でしょう。

 30年も生きてきた木々を簡単には見捨てることは出来ないのが普通です。でも移植しても枯れてしまうかもしれないという事にお金を掛けるなら、いっそ新規に植え直そうというのも一つの考え方です。木の命を絶つようで忍びないかもしれませんが、あなたの庭にやってくる新たな木々達も、またそこに生まれる新しい命です。


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