小田原城跡:御感のフジ
〜 小田原市指定天然記念物 〜
所在地
小田原城内
樹 名
ノダフジ(マメ科)
形状・寸法
樹高 2.7メートル
推定樹齢
東側 約200年
中央 約150年
西側 約100年
この藤は、明治16年 浜町の西村氏が森元氏から買い受けて育てたもので、大正天皇が皇太子の頃、この藤の花の下に駆け込んだ馬が花を散らすのをご覧になり、「見事な花に心なきことよ」と感嘆されたので、その後「御感のフジ」と呼ばれるようになりました。
大正11年3月小田原保勝会の人々によって、西村宅から現在地に移植され、今は東側と中央の株を合わせて「御感の藤」と呼んでいます。
5月の開花期には、藤棚全体にわたって、1m内外に及ぶ花房が見事に垂れ下がります。
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