マンションなどでは植栽の下はコンクリート片や残材が埋められていることが多く、ひどい所ではスコップで歯が立たない事もあります。 粘土質や砂壌土ならまだしも、それは土ではありませんからぁ〜っ!! そんな劣悪な土地で、樹木が健全な根を張れるわけがありません(怒)! トーゼン樹勢もつかなければ、弱る一方で虫は付くし、病気にもかかり易くなります。 可能な限り、障害になる物を取り除き、土壌改良をするとともに、既存の古い根を切り、根の再活性化を図ります。 |
(↑写真 丸印が前年度に切った箇所) |
前年度の根切り作業により、再生根の発生が見られます。 根切りによって根が活性化、毛根が生え養分を吸収しやすくなり、 樹木自体を若返らせてくれます。 新しく生えた根がしっかり伸びて行くためにも、 植生に適した土壌とスペースを作ってあげなければなりません。 |
土壌が悪くないにしても、限られたスペースの中、樹木同士の根がひしめき合い、お互いに養分を取り合ったり、根詰りしたり、土中で窒息状態を起こしたりしています。 ついつい、目で見えることばかりに気持ちを捕らわれてしまいがちですが、見えない部分のほうが大事!だったりします。 |
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冬場でも汗水たらして土壌改良、その後、樹勢がついたり、花つきが良くなったりすると、 次はどの子を元気にしてあげようかと思案する日々です。 |