|
No.011
庭の改造（多摩市Ｉ邸） |
| １年間の海外出張から帰ったら庭は荒れ放題！どこから手を付けていいのか途方に暮れる。１ヵ月後に出産を控えた奥様はとても草むしりどころではない。アイビーがうっとうしくて気がめいる。なんとかもう少しすっきりとした管理しやすい庭に出来ないか．．．．．。Ｉさんはウチのホームページを見て仕事をご発注くださった第１号のお客様です。 |
 施工前 |
 施工中 |
 施工後 |
|
色あせたウッドフェンスにアイビーがびっしりからみ、それでいて高さ不足のため家の中が見えてしまう外回りを改造。角にレンガ積みの強いアクセントを置くことで視線が中に向かうのを避けている。人の視線は必ずこの塀でいったん止まるはず。
しかしこのレンガ塀は外部を拒絶するものではなく小窓を設けたり、外側にあえて植栽を配することで外と内との交流を図ろうとしている。 |
 |
円弧を描くテラス。これが施主様の強い希望でもあり改造園施工の動機でもある。デザインのスタート地点はここにある。豊田美紀さんのガーデニング例の写真を提示され「こんな感じで」と言われました。いいでしょう、その夢叶えます！ |
 形状が見えてくる |
 コンクリート打ちの下地砕石 |
 下地コンクリート完了 |
 | 1200φの円弧テラス。オランダの半切レンガを使用し蹴上げと１段目も統一。１段下がると1500φのステージ。ジュラストーン（石灰岩）の乱張りで仕上げ、テラスとステージの間に濃い色のレンガ積みでテーブル台を作る。バーベキューなどの時、食材を置いたりする実用性と円弧デザインの連続効果を狙っています。 テラスの半切レンガもジュラストーン貼りも、雨にぬれるとまた別の美しい表情を見せてくれます。（施工後写真は雨） |
 |
既存の色気の無い立水栓も奥様の気がかり。オリジナリティには欠けますが今回は工期短縮のため既製品を使用しました。ＮＩＫＫＯ（日本興業（株）の新製品です。悪くないと思いますがどうでしょうか。 |
 |
