No.031
コンクリートの化粧と植栽工事〜旭区 T邸〜2003/04 |
新築の際に他業者の手によって外構は一応完成していました。 今回はすでに出来上がっているコンクリートの階段やスロープの化粧と植栽工事です。 |
施工前 |
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施工中 |
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施工後 | ||
マルチフロー工法といって、目地を貼ったりステンシルを置いた上にハーデナーと呼ばれる カラーセメントを吹き付けてから目地を剥がすという手法です。 味気ないコンクリートを明るく演出するばかりでなく、ノンスリップ性も向上します。 |
(1)既設の立水栓と流し |
(2)流しを撤去して海を作る |
(3)立水栓を化粧して砂利を入れる |
よくある味気ない立水栓と流しもちょっと手を加えればオリジナリティーを演出できます。 今回はリウッドで立水栓をカバーし、蛇口を交換しました。 |
(1)目地を貼る |
(2)カラーセメントを塗りつける |
(3)目地テープを剥がして完成 |
既設のステップも角を削ってからマルチフローを掛ければテラコッタ調に変身。 |
施工前 |
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植栽 |
トサミズキ |
ミツマタ(赤花) |
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玄関前施工後 | ||
主庭施工前 |
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真砂土舗装と植栽 |
主庭の中央にレンガサークルを設け、地面は真砂土で舗装しました。 生垣はトキワマンサク(赤花)です。 |
リウッドデッキのアルミ骨組 |
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デッキとテラス |
リウッドデッキを設けテラスを設置。物置もデッキから使いやすい高さに。 今回ご紹介したマルチフロー工法を含め寒い時期のコンクリート関連作業は「白華現象」に悩まされます。 「白華(エフロレッセンス)」とは、コンクリートやコンクリート二次製品の表面が白く粉を吹いたようになる現象で、 難しく言うと「コンクリート内の石灰から分離した水酸化カルシウムが内部から溶け出して表面に現われ、 空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムに変化したもの」をいいます。 低温多湿状態でもっとも発生しやすく、出てしまうと希硫酸で洗浄するなどの対処が必要になります。 コンクリートの強度を低下させるような影響はありませんが、見苦しいので気になります。 最近の空気は汚れて雑多な物が混入しているのでエフロの内容も複雑で簡単には落ちにくいと言われています。 出来るだけ寒中のコンクリート施工は避けたいものです。 |