屋上庭園〜南区 T邸〜2002/04
 5階建てビルの屋上です。広さは幅3M×長さ5Mくらいです。
 ここに大きな鳥小屋を造って小鳥を放し浴室から眺めたいという、施主様の壮大なご希望です。
 流れを作りウメやツバキなどを植栽します。

資材搬入
資材搬入

仮置き
仮置き

人工竹垣
人工竹垣

金網
金網

資材搬入:土台となるスタイロフォーム、景石(FRP製)など
位置決めしたら一度撤去して、先に手すりの内側に人工の御簾垣を組み立てます。
小鳥を放し飼いするための大きな鳥小屋で全体を囲みます。骨組みは木に見えると思いますが、白木のプリント材を貼ったアルミ材です。

景石
景石

植生マット
植生マット

景石は空洞のFRP製人造石ですので非常に軽量です。
流れの勾配を取るためと、室内からの目線を考慮してスタイロフォームの土台に載せてあります。
植物の根がビルの防水層を痛めないように「耐根シート(右側に折上げてある黒いシート)」を敷き、その上に「植生マット(排水や保水性を考慮したシステムマット)」を敷いてから軽量土壌を客土します。

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植栽
植栽
ウメ、ツバキ、キンカンなどを植え込みます。
景石周りはスタイロフォームを切り抜いて下草を植え付けます。


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流れ
流れ
滝口と流れの様子:ポンプで水を循環させています。
写真では見えませんが下流には池が設けてあります。

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施工後
施工後
下草を植え付け、鉄平石の乱貼りで仕上げて完成です。
この工事でもっとも予算を占めたのが人工石です。1石で定価10万円位しますので景石設置だけで60万掛かっています。これに流れ(タカショー:ウォーターコース+滝パネル)と循環装置(ノーチラス10)を含めると約80万です。
その他の主な工事としては、植栽関連で約40万、鳥小屋と竹垣で約50万、照明システムが15万などで、資材搬入費などをふくめた総工事費は約210万(諸経費、消費税別途)です。地上の工事に比べるとかなり高いものになりますね。


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