マツの手入れ その4
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無駄枝の除去 例1
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例1は日陰のマツの最下段の枝です。日が当たらない上に下枝ですから貧弱な間延びした枝がほとんどです。さりとて不要な枝は整理しなくてはなりません。おそらくこの手の枝にはもう脇芽が当たる可能性はないでしょうから、この枝に重なられている下の枝を守る為にも、また少しでも有用な枝に養分が分配されるよう切除します。
下枝は脇芽が当たりにくいので小さな脇芽(赤丸)を死守してください。ポロッと欠いてしまえば二度と吹いてこないと思ってください。下枝に行くほど脇芽は特に大事にしなければなりません。また、古葉を全部むしらずに一部残しておくと(矢印)、養分がそこに多少でも止まり、そこから脇芽が当たる可能性がありますから、下枝に関しては古葉むしりを加減します。
日陰のマツ 施工後
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