1999/10/20 工事期間:平成12年1月 日〜2月 日(非作業日を含む)
作業内容:施肥及び土壌改良工事
作業方法:人力オーガー及びスコップ等で樹木周辺につぼ穴を掘り、肥料や土壌改
良材を投入して埋め戻す。残土が発生した場合は場内処理する。
潅木類については地表部に播いた肥料等を表土と混ぜ合わせる。
使用する資材は以下の通り。
グリーンパイル:長さ30pほどの筒に肥料が詰まっていて徐々に溶けながら効
いていく(効果1年間)。土に打ち込んで使用。主に高木類に使用。
グリーンフード:4pほどの玉状肥料で加水分解型と違い微生物の働きで分解す
るウレアホルム系緩効性化成肥料。微量要素も多く含む。
主に中低木に使用する。
配合肥料:油粕、骨粉など有機質肥料と数種の無機質肥料ををバランスよく配合
した粉状肥料。多用による肥焼けの心配が無く、土壌にもやさしい。
灌木類などに使用。
バイオユーキ:堆肥に有機質肥料を混ぜたもの。土中微生物を増やし団粒構造を
促進する。土壌改良を兼ねる。
キノックス:樹皮を原料とした堆肥。肥料分はないが土質改善に役立つ。
コロボクル:無臭黒色の高有機土壌活力肥料。多くの有用微生物の働きで生態活
用永続型の土壌を作る。団粒化を促進し、保水性養分性の高い良質土
を作る。
ホワイトローム、AGロック:土壌の透水性、保水性など水分コントロールに最適。
根にかけがえのない酸素を供給する土壌改良材。
以上の資材等を使用して場所や樹種によって使い分けながら土にすき込みます。
掘削時に樹木の根を切ることで新しい根の発生を促し、木を更新する効果も重要です。
肥料を与えるとどんどん伸びて茂ってしまうと思われがちですが、虚弱な木ほど不定枝や
形を乱す枝を出します。健康な木は適度な剪定によって美しい形を維持できます。
また病害虫に対する免疫を高めることにより不必要な農薬散布を軽減することができます。
なお施工に際し有機質特有のにおいが生じる場合がありますが土中分解されれば無臭と
なりますのでご了承ください。
施工業者:(有)木下庭園管理
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