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Q001:
さくらんぼの剪定時期はいつ頃がいいでしょうか?

A:
 さくらんぼの剪定時期ですが、生産農家がどのようにやっているかはよく知りませんので、一般的なお話をします。
 一般家庭では落葉樹、特に実物(みもの)は実を採った直後に剪定します。実を採るついでということもありますが、実が落ちた1〜2ヵ月後には来年の花芽が分化してしまうからです。
花芽分化後に剪定すると、当然来年の花も実も減ってしまいます。ただし、この時期の剪定は上手にやらないと、切り口から伸びた新枝を徒長させることになったり、せっかくの花芽が流れて(花芽になろうとしていた芽が葉数を確保するために葉芽に変化してしまうこと)しまったりします。
 失敗が少なく、作業性の都合や、良い花、良い実をということになれば新芽が動く前(関東では2〜3月)に剪定した方がいいです。梅林などでもこの時期にやりますよね。花数は確かに減りますが咲かない訳ではないし、淘汰された分よい花や実が約束されます。
 結論としては2月頃ということにしておきましょうか。特に12月にやるつもりなら2月まで待ってください。切り口が乾燥して痛みますので寒さに向かう時期よりは暖かくなっていく前に剪定した方が木のダメージは少なくて済みます。


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