投稿日:2003/10/04(Sat) |
Q:44 |
集合住宅の南側に長期間(10年位)放置して繁茂した(高さ約8m、幅約6m、幹周り約80cm)スダジイ(高さ14mのトウカエデの北にあって日陰)について、これからどう手入れをしたら良いか考えはじめています。 一部に放置した方が良いという意見が続いてこんなに放置されてきましたが、防犯の事もあってやっと手入れができそうです。(きっかけとしては何か無責任ですが。) 周辺の樹木も3年に一回、業者が強剪定して電柱のようにしてしまい、木にとっては過酷な環境です。そこで目の前の木はせめて住民管理という事でと考えています。 常緑広葉樹という事ですと、この時期に一度にたくさん切るには不適でしょうか? 少しずつ、茂った外回りの葉のある枝、内側の枯れたり絡んだ枝などの剪定で、幹や根元にも日光が差しこむようにしたいのです。この時期に、手始めとして切り始めるのはどの程度に考えるのが適当でしょうか? |
A: |
時期を問わず強剪定は避けるべきですが、願わくば芽吹き直前(3〜4月頃)の方がよいでしょう。 剪定の順序としてはまずは無駄枝と枯れ枝の除去です。それから残った枝の透かし、そして輪郭の補正です。太い枝をズンドに切らず必ず脇枝を残してください。茂っていた木はいっぺんに切ると怒って反発してきます。切られた分を取り返すべく余計に茂り返してきます。だましだまし数回に分けて徐々に詰めるのが肝要です。 シイやヤマモモなど比較的暖地に育つ木は冬に向かっての強剪定に注意しないと枯れ込みの原因になります。 |