投稿日:2004/10/15(Fri) |
Q:48 |
ふじが、いちども咲きません。 うちの旦那様が、切るのが好きなので、いけないのでしょうか? ハナミズキも今年は、咲きませんでした。 やっぱり、切ってはいけないときに、いっぱいきりすぎたのでしょうか?しばらく切らないでおけば、来年は咲きますか? 心配です。 |
A: |
フジはツルがうっとうしくなると切ってしまいたくなるものですが、ツルが伸びている過程で剪定すると花芽の元になっていたものが葉芽に変わってしまう性質があります。植木屋言葉では「花芽が流れる」と言います。じっと我慢してツルが伸びきって伸長が止まってから、ツルの基部4〜5芽を残して剪定すると花が咲く確率は上がります。素人さんなら葉が落ちてから、ふっくらした花芽を意識しながら剪定するのが一番失敗のない方法です。 ツルの基部のほか、少し古めの短枝にも花が付くのでそういう枝も切らないようにします。 ハナミズキなどの花木は花が散ってから3ヶ月くらいで花芽が分化しますので8月以降に剪定すると花芽を落としてしまうことになります。例えば9月にいっぱい切ってしまったとすればその時点で来年の花はもう望めなくなるということです。また、剪定時期が正しくても強く剪定すると木は奪われた葉を再生することに力を注ぎますから花芽が出来にくくなります。 強く切りたい場合は新芽が出る直前に剪定し、秋口から暮れの手入れでは形を整える程度の剪定にとどめれば花が全く咲かないという状況にはならないはずです。 |