投稿日:2004/11/05(Fri) |
Q:54 |
ツバキ高さ3m、葉張り1.6m程の樹形に蕾がびっしりとついている現況で、高さを半分にして欲しいと頼まれました。 2〜3月の剪定作業(根切りもする予定)の前に、体力温存として今ある蕾を半分ほど落とそうと思うのですが(施主は今年は花が見れなくても良いとおっしゃっています)、これで剪定後の回復に差は出ますでしょうか? |
A: |
文章の意味がよくわからないのですが、高さを半分にするのは来年の3月なんですよね。で、その前に今ある蕾を減らした方が良いかということですかね? 花がたくさん咲くと木が疲れるかという質問だとすると、花が咲くこと自体に問題があるのではなく、花が終わって種が出来ることに問題があるのだと理解してください。つまり花が咲き終わる前に花柄を付け根から取り去ってやれば木は実を付けませんから、それほど疲れないと言うことです。その作業が手遅れになりそうなら先手を打って蕾をもぎ取るしかありますまい。 花をいっぱい咲かせようとするということはそれこそ木が疲れている証拠ですから、むしろ問題は蕾をびっしり付けているという今の状況なのです。現在疲れている木の蕾を取ったくらいで強剪定後の回復力が高まるとは思えません。まあ取らないよりはマシでしょうが。 強剪定の際は「幹焼け」にご注意ください。椿やサザンカは急に枝数を減らされると枯れ込むことがあります。西日が当たるような場所では特に注意を。 |