投稿日::2005/07/25(Mon) |
Q:61 |
我が庭にあるくろがねもちの木について教えてください. 幹周り90cmはあります。毎年秋につんつるてんに剪定されてきました.くろがねもちはこうするものでしょうか?たまに真っ赤な実をいっぱい着けた木をみると、我が家の木もあんなんならいいのになぁといつもおもいます。それとも我が家の木は別の種類で、赤い実がならない木なのでしょうか? |
A: |
クロガネモチの剪定を”つんつるてん”にすべきかどうかは、木のオーナーと剪定する植木屋との間で決めるべき事ですからどちらが良いということはありません。 あなたがその切り方が気に入らないならその植木屋さんにその旨を伝えるべきです。植木屋さんにもたぶんそのワケがあるはずですから、たとえば成長を抑えたいのか、日当たりを重視するのか、見栄え第一なのか、防犯上なのか、様々な課題と希望を折り合わせてより良い方向性を見つけてください。 クロガネモチもモチノキも雌雄異株ですので雄なら実はなりません。クロガネモチは大抵接ぎ木によって実が成るものだけが植木として流通している場合が多いのでほとんどが成りますが、モチノキは実の成らないものもよく見かけます。お宅の木がクロガネなのか、ただのモチノキなのか、雄なのか雌なのか、それはお宅の植木屋さんに聞いてください。 クロガネモチの剪定時期は意外と難しいものです。5〜6月頃花が咲いて11月頃実が熟して2月頃まで付いていたりしますから、言い換えれば1年のうちでいつ切っても花や実に影響してしまうということです。花の前や花時期に切ってしまえば秋の実を減らすことになり、秋に切ればもちろん実が減り、春先に切っても花芽を落とすことになります。 ですから普通は結構遠慮がちに手加減しながら剪定する部類の木なので”つんつるてん”にするのはよほどの理由があると思われます。植木屋さんの言い分を聞いてみて納得できなければ希望をおっしゃれば良いと思います。 どんな木でもそうですが「何もしない」のが一番花も咲くし実も成るのです。要は何を優先するかです。 |