投稿日:2006/10/25(Wed) |
Q:80-1 |
モッコクの生垣をこれから作りたいと思って計画中です。でも、モッコクの生垣をあまり見たことがなく、参考がになるものがなく少し心配です。 そこでお尋ねしたいのが、モッコクの生垣を仕立てる上で、覚えておいたほうがよいことがあれば、教えてほしいです。 また、現在自宅にある「カナメモチ」と「マサキ」の生垣との違いはありますか? |
A: |
モッコクの生垣が無いのは単にモッコクが生垣に向かない木だからです。生垣の条件はどこで切られても比較的大きさの揃った葉が出ること、つまり刈り込みに耐えることです。 モッコクは刈り込みだけでは良い木になりません。適度な枝抜きや切り戻しなどが必要ですので生垣にするには手間が掛かりすぎるのです。 モッコクは枝先が5本に別れます。通常の手入れではこれを2〜3本の良い方向の枝だけに減らしながら枝を作っていきます。また、木質化した枝の途中で切るとゴチャッと小さい芽が吹き出したり、枝元まで枯れ込んでしまったりするので刈り込み鋏でザクザクという荒っぽい手入れは出来ません。 その点カナメモチ、マサキなど生垣材料によく使われる樹種は、切られた部分から適度に枝分かれするし、比較的太い部分で切っても枯れ込みにくく萌芽力があるので刈り込める訳です。 |
Q:80-2 |
勉強になりました。モッコクは今年初めてはさんだ経験があるのですが、うまくできず、経験でうまいへたがはっきり出る樹だなぁと思いました。生垣には適してないのですね、わかりました。とにかくそこはカナメモチも弱るような日陰の場所なので、陰樹を考えています。次の候補はイヌツゲかなと。。 他にオススメの樹種がございましたらおしえてください。条件は、日中に日が差すのは2時間程度、小さな和風庭園の囲い部分です。中には黒松、ヒイラギ、ニオイヒバ、モミジなどが植わっています。 |
A: |
日影の生垣としてポピュラーなのはサザンカです。チャドクガがお嫌でしたらヒサカキや私のお薦めはホンサカキです。ハダニは付きますが毛虫は付きにくいです。 |