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Q:
10月に家が完成予定(保土ヶ谷)です。隣との境に御簾垣をつけたいなと思っているのです。
高さ1.7Mぐらい、横が4〜5M位です。竹製のものと、合成のものがあるとおもいますが、それぞれ施工費どれくらいでできるものなのでしょうか。

A:

 通常竹垣の高さは6尺(約1.8M)、幅は1間(約1.8M)という単位で表します。2間なら3.6M、3間なら5.4Mで、例えば5Mだと3間という計算になります。4.5Mだと2間半と言えなくもありませんが4.6Mだと3間とみなします。

 お尋ねの竹垣が高さ6尺、幅3間として、人工材使用だと約30万の予算はみてください。天然材なら18万位です。ただし、これはウチの場合ですので相場というのは、私も他と比べたことがないのでわかりません。

 どちらが安いのかは10年間のトータルで考えるとよいでしょう。人工材は材料費が高いのですが錆びたり腐ったりしないので、10年間のコストは最初にかかる30万だけです。私は15年前から人工竹垣を作ってきましたが、やり換えの依頼を受けたことはありません。天然材は必ず腐りますので平均5年ごとに作り替えが必要です。御簾垣の場合はさらし竹を使用しますので、完成時の美観が保てるのはせいぜい3ヶ月で、じきに黒くカビが生えたり、竹が割れたり変形したりします。ま、それが風情でもあるのですが。

 どちらかといえば天然材使用の方が贅沢品だと私は思っています。人工材でも色や模様の凝った材料を使うと先ほど申し上げた値段では納まりません。現場の状況によっても施工費は変わりますので、実際に業者に見積もってもらってください。


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