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Q:
ヤマボウシの葉先が黒くなり、しおれて、最後にはパサパサになってしまいます。
いろいろ薬を散布しましたが、適切な処置を教えていただけませんか?

A:

 原因もわからないでやたらと薬剤を散布するのはいけません。かえって薬害を引き起こします。
 新芽はか弱いので風で葉がこすれたり、強い風にさらされただけでも葉先が黒くなることはあります。病気なのか生理現象なのかの見極めが必要です。

 湿度が高くなるとカビ性の病気にもかかりやすくなります。たとえば「葉枯病」や「炭そ病」がそうです。病斑部分は切り取って捨てた方が病気の広がりを抑えられるでしょう。どのみち薬剤を散布しても死んだ細胞が生き返るわけではないので取ってしまった方がいいです。
 カビ性の病気だと判別できるのならベンレート水和剤を散布するのが無難でしょう。既に病気になった部分が治るわけではありませんが、病気の拡散は防げますし比較的広範囲の病気に有効ですから無駄にはならないでしょう。

 リンク集の「タケダ園芸」さんのページは簡潔で素人の方にもわかりやすいと思います。参考にしてみてはいかがでしょうか?


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